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【就活】内定先選び「8つの軸」
内定先をどう選べばいいか分からない、複数内定を持っていて絞り込めない——そんな就活生に向けて、Utsuさんが会社選びの8つの軸とそれぞれのメリット・デメリットを整理して語る。最後には複数内定がある場合の具体的な絞り込み方にも触れている。
「大手」「できること」「したいこと」で選ぶ
Utsuさんは、迷ったらとりあえず大手企業を選ぶという考え方を否定しない。ワークライフバランスや生涯賃金、知名度などネガティブポイントが少なく、選びやすい選択肢だと語る。ただし出世街道から外れてソルジャー化する可能性は高く、その確率は8割程度と見ておくべきだと指摘する。一方で、第二新卒として別業界・別会社に移りやすいという修正のしやすさこそが大手の強みだと述べる。
専攻や研究分野を活かして「できること」で選ぶのは理系学生に多いパターンで、早期の急成長を求めない人には合う選び方だとする。ただし職場環境を確認せずに入ると、30歳前後で「合っていたのは別の仕事だったかもしれない」という閉塞感を抱えるリスクがあると注意を促す。「したいこと」で選ぶ場合は、挑戦の軸が入る分、実際の業務とのギャップに直面しやすいため、事前にどんな仕事をしているか確認した上で絞り込むことが重要だと語る。
「夢」「勤務地」で選ぶ
小さい頃からの夢を軸にすることについて、Utsuさんは一切否定しないと明言する。人生の目的に沿って会社を手段と位置づける考え方を持つ人には特に大切にしてほしいとしつつ、夢系の職種は希望者が多く倍率が高いこと、実現できても給与が高くない場合があるという現実も伝えている。
勤務地で選ぶことについては、地方の一流企業でも枠が狭く給与水準が高くないことが多いと指摘する。首都圏の大学生活を経験してから地方に戻る場合は、自分の可能性という意味でのトレードオフがあることを意識すべきだとし、若いうちに大きな裁量を持ちにくい組織文化に憤りを感じないかという心の準備の必要性を語る。首都圏に出る機会を趣味などで残しておくことも勧めている。
「成長速度・給与」「新しい挑戦」で選ぶ
成長速度と目の前の給与はセットで語られる。大手に入ると成長速度は遅くなりがちで、外資系新卒でも特別成長が早いわけではないとしつつ、日本企業で営業経験を積んでから外資系に転じて活躍するケースは多いと述べる。Utsuさん自身は200人規模の中堅企業に入り、大手なら30年かかるスキルを2年で身につけた経験が、後に会社を辞める決断につながったと語る。ただし給与や成長速度が良い環境は仕事が大変であることが前提であり、それを理解せずに入ると単なるブラック環境に感じてしまうと注意する。
新しいものへの挑戦、いわゆるスタートアップについては、本来の意味での設立3年未満・数名規模の組織であればフラットな環境で市場を切り開く経験が積めると評価する一方、設立3年以上経ってなお「ベンチャー企業」として新卒を集める会社には注意が必要だと強く指摘する。本当に良い会社なら転職者が普通に集まるはずで、新卒を狙うのは安い給料で働く人材を求めている可能性が高いと述べ、新卒エージェントの誘導にも注意を促す。
複数内定の絞り込み方
大手同士で迷っている場合、Utsuさんは「なんとなく気になる」という違和感は入社後も感じ続けるものであり、「やりたいこと」はほとんどできないと考えるべきだと語る。大手企業は似通っているからこそ、「やりたくないこと・嫌なこと」で消去法的に絞り込むのが有効だとし、自身も現場見学でスーツを着ない作業系の仕事が合わないと感じて選択肢から外した経験を挙げる。大手以外で迷う場合は、8つの軸のメリット・デメリットを自分の価値観と照らし合わせて会社ごとに整理することを勧める。最終的に迷うなら実際に社員に話を聞きに行き、動いて感じることで判断のエラーが明確になり、次の選択を間違えなくなると結んでいる。
要点
- 会社選びには大手・できること・したいこと・夢・勤務地・成長速度と給与・新しい挑戦という8つの軸があり、それぞれにメリットとデメリットがある
- 設立年数が経っているのに新卒を「ベンチャー」として募集する企業には注意が必要で、安い給料で働く人材を求めている可能性がある
- 複数内定で迷う場合は「やりたくないこと」で消去法的に絞り込み、最終的には実際に社員に話を聞いて判断することが重要
8つの軸はあくまで参考であり、人生の目的を先に定め、その手段として会社を位置づけて考えることが本質だとUtsuさんは締めくくっている。