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【就活/転職】隠れ優良企業の見つけ方 (Vol.247)

「大手には届かない、でも自分でも受かりそうな優良企業を効率よく探したい」——そんな就活生に向けて、Utsuさんは隠れ優良企業を見つけるための具体的な方法を紹介する。決算書が読めなくても実践できる、いわば"セコく"効率的なやり方だという。

優良企業リストが載った本を活用する

Utsuさんはまず、優良企業のリストが掲載された書籍を活用する方法を挙げる。18年間サラリーマンとして日本企業を相手に商売をしてきた経験から、そのリストに並ぶ企業は「いいところをついているが、知らない人が多いだろう」と感じるものだったと語る。企業研究の土台として、こうしたリストを手繰り寄せることも一つの手だとUtsuさんは指摘する。

決算書が読めなくてもいい

就活生の中には決算書を読んで企業の実態を見極めようとする人もいるが、Utsuさんは「読めなくていい」と断言する。PL(損益計算書)やBS(貸借対照表)、ROA(総資産利益率)を見るべきという意見もあるが、そもそも分からないから困っているのであり、それで構わないという立場だ。同業他社の営業利益率を複数年比較すれば稼ぐ力はある程度分かるとしつつも、それは本題とは別の話だとしている。

投資信託の組入れ銘柄を「プロの目」として使う

決算書が読めないなら、プロの目を借りればいいというのがUtsuさんの提案だ。投資信託は、投資会社のプロが成長する企業を血眼になって調査し、企業訪問なども行った上で銘柄を組み入れて運用している。マイナスを出すわけにいかないため、選ばれる銘柄には一定の信頼性があるという。「成長ファンド」などでは組入れ銘柄の社名が公開されており、これを企業探しの手がかりにできるとUtsuさんは語る。

実際に見つかった隠れ優良企業の例

Utsuさんは実際にある成長株ファンドの組入れ銘柄を確認し、有名企業に混じって知名度の低い企業が含まれていることを示す。例として挙げられたのは、リチウムイオン電池関連事業を手がけ創業100年を迎える企業や、心臓カテーテル治療に使われる極細ワイヤーを世界展開する企業だ。いずれも資本金・売上高の規模がしっかりしていながら新卒採用を行っており、Utsuさん自身も社名を知らなかったが、データを見れば明らかに良い企業だと分かったという。自分の知っている常識の範囲だけで探しても見つからないからこそ「隠れ優良企業」なのであり、プロの目や書籍の力を借りる価値があるとUtsuさんは結んでいる。

要点

  • 優良企業300社リストが載った書籍を企業研究の手がかりに使う方法がある
  • 決算書が読めなくても、投資信託の「成長ファンド」の組入れ銘柄を参考にすることでプロの目線を借りられる
  • 組入れ銘柄には知名度は低いが売上・資本金がしっかりしており新卒採用も行っている隠れ優良企業が含まれている

大手一本狙いで行き詰まっている就活生ほど、プロの選定眼を借りて視野を広げてみる価値がありそうだ。