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【就活】IT業界でも下請けプログラマーはやめましょう (Vol.19)
「IT業界を目指すにはプログラミングができないとダメなのでは」と不安に感じている就活生に向けた内容。プログラミングスキルとIT業界でのキャリアの関係について、Utsuさんが率直な見解を語る。IT業界志望だけどコードを書いた経験がない、という学生にこそ読んでほしい内容になっている。
プログラミングは才能の差が大きく出る世界
Utsuさんはまず、プログラミングを仕事にするというのが具体的にどういうことかを整理する。プログラミングは天才と凡才の差が非常に大きく出る分野であり、大学3年生になっても自分に才能があると自覚できていない人は、平均的なレベルだと考えて間違いないと指摘する。天才プログラマーであればプログラムの実力だけで世界と戦え、シリコンバレー企業に直接入社して年収2,000万円からスタートすることも可能だという。しかし全員が天才というわけではなく、そもそもプログラマーだけがITの仕事ではない、とUtsuさんは語る。
プログラマーという職種が抱える構造的な難しさ
シリコンバレーと比較すると日本の給与水準はすでに低く、さらに中国やベトナムなど東南アジア諸国では同等以上のスキルを持つプログラマーが育ってきているため、日本国内でプログラマーの人件費は上がりにくい状況にあるとUtsuさんは説明する。天才レベルのプログラマーでさえ、ありふれた民間企業のシステム開発に投入されているケースもあるという。プログラミングの世界では頭の作りの違いが如実に現れるため、よほど突出した才能がない限り、プログラマー一本のキャリアを選ぶのは慎重に考えた方がいい、というのがUtsuさんの見立てだ。
SEのキャリアの中でのプログラミングの位置づけ
IT業界の中でも営業職であればプログラミングスキルはそれほど求められないが、SEのような職種では入社初期にプログラミング研修があり、最初の1〜2年はプログラマーとしてキャリアをスタートするケースが多いとUtsuさんは述べる。SEの仕事は要件定義→設計→実装→テストという流れで進み、このうち実装とテストの工程でプログラミングが必要になる。一方、要件定義や設計をリードする立場になるのはすぐには難しく、実装・テストの経験を積みながら10〜15年かけてプロジェクトリーダーへと成長していくイメージだとUtsuさんは語る。プログラミングは時間をかければコードを読めるようになり、1〜2年の実務経験があれば書けるようにもなるため、習得のための時間は十分にあるという。
本当に伸ばすべきはプログラミング以外のスキル
IT業界でキャリアを伸ばしていくには、プログラミングスキルの積み上げよりも、提案力、コミュニケーション能力、問題解決能力を伸ばしていくことの方が重要だとUtsuさんは強調する。IT業界とはテクノロジーをベースに他の産業を変えていく仕事であり、そこに面白みを感じられる人こそIT業界に進むべきだと語る。「パソコンを使うのが好き」「プログラミングが好き」というだけでは、新興国のエンジニアに対して優位性を持ちにくい時代になっている、というのがUtsuさんの指摘だ。
要点
- プログラミングは才能の差が非常に大きく出る分野であり、突出した才能がない限りプログラマー一本のキャリアには慎重さが必要
- SEであれば入社後の実務経験を通じて時間をかけてプログラミングを習得でき、プログラミング=ITではない
- IT業界で本当に重要なのは提案力・コミュニケーション能力・問題解決能力であり、ITで他産業を変えることに面白みを感じられるかが重要
プログラミング未経験だからとIT業界を諦める前に、自分が本当に磨くべき力がどこにあるのかを見つめ直したい。