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同期が優秀すぎてツライ〜新人研修や内定式で感じること〜
新人研修や内定式で、周囲の同期があまりに優秀に見えて「自分は場違いだ」「Fランの自分はここでダメかもしれない」と落ち込んでしまう就活生・新社会人は少なくない。そうした人に向けて、Utsuさんは同期比較の無意味さと、社会人としての成功のとらえ方を語る。目先の優劣に苦しんでいる人ほど読む価値がある内容だ。
「同期が優秀」という差は実はごくわずか
Utsuさんは、人間の業務上の能力が明確に測れるようになるのは30歳を超えてからであり、20代はまだポテンシャルの段階にすぎないと指摘する。何百人と採用された新入社員の中で、一番できる社員と一番できない社員の差を見ても、実際にはごくわずかしかないという。研修中の発表やリーダーシップ、小テストなどで差を感じたとしても、会社を回している側から見れば新入社員同士の能力差は取るに足らないものであり、どれだけ研修でエースらしく振る舞っても周囲に嫌われれば良い部署からはじかれる、という程度の小さな世界の話だとUtsuさんは語る。それでも、まだその世界しか知らない当人にとっては、その差が途方もなく大きく感じられてしまうことも理解できる、とも述べている。
面接で選ばれた事実を思い出す
落ち込んだときに思い出すべきは、面接で受かったという事実だとUtsuさんは強調する。会社は他の誰でもなくその人を必要だと判断して選んだのであり、まずそこにいていい存在だということだ。ただし、たった数日の研修で自分の立ち位置ばかり気にしてしまうのは良くない傾向であり、自分の立ち位置に答えを求めているうちは社会での成功も難しくなる、とUtsuさんは指摘する。
社会に「正解」はなく、失敗は後から糧になる
大学生までは得点や偏差値という「正解と不正解」の世界で生きてきたが、社会に出たら正解は存在しない、とUtsuさんは語る。成功に向かう過程では、その時点で挫折や困難、失敗に見えることが数多くあるが、続けた末に成功したとき振り返れば、それらはすべて成功への糧だったとわかる。つまり本当の意味での失敗はなく、大きな目的という「方向」を持ち、その手段として会社を使いながら小さな目標を積み上げていくことが大切だという趣旨をUtsuさんは述べる。自転車や車の運転で「前を向く」「遠くを見る」とバランスが取れて滑らかに進めるのと同様に、目の前の失敗や困難ばかり見ていては前に進めず、目的地を見据えて歩み続けることで結果的に成功できる、とUtsuさんはたとえている。
研修で意識すべき二つのこと
Utsuさんは新人研修で注意すべき点を二つ挙げる。一つ目は、給料をもらって研修を受けている以上、集中して聞くこと。「若者だから大切にされて当然」という態度でいると、半年もすれば周囲に見抜かれ戦力外の扱いを受けてしまう。二つ目は、わからないことはわからないと明示的に伝えること。ただし、何でも「わからない」と繰り返すのではなく、なぜ自分がわからないのかを一瞬考えた上で言う必要があり、わからない理由を整理して質問することも仕事のうちだとUtsuさんは語る。
要点
- 同期同士の能力差は20代のうちはごくわずかで、実際の実力差が明確になるのは30歳前後からだとUtsuさんは語る
- 面接で選ばれたという事実こそが「そこにいていい」根拠であり、社会に出たら正解・不正解はなく、失敗も後から振り返れば成功への糧になるという考え方が示される
- 研修では集中して話を聞くこと、そしてわからないことは理由を整理した上で明示的に伝えることが仕事の一部だとされる
目先の同期比較に苦しむよりも、大きな目的という方向を見据えて歩み続けることこそが、Utsuさんの語る社会人としての成功の道筋である。