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【就活】内定から入社までの過ごし方

内定を獲得したものの、入社までの数か月間をどう過ごせばいいか分からない、という内定者は少なくない。Utsuさんは、内定者向けに寄せられた「入社までどう過ごせばいいか」「どんな本を読めばいいか」という質問に答える形で、やっておくべき3つのことと1つの心構えを語る。

まずは「卒業」が最優先

Utsuさんが最も重要だと強調するのが卒業である。内定をもらっていても、必修の単位を落として留年してしまうケースは実際にあると指摘する。Utsuさんが支援していた就活生の中にも、まさか自分がそうなるとは思っていなかったにもかかわらず留年することになった人がいたという。内定というゴールに気を緩めず、単位管理には最後まで油断しないよう呼びかけている。

TOEICと「遊び」に時間を使う

2つ目に挙げるのがTOEICへの取り組みだ。日本企業であれ外資系企業であれ、日本で働く限りTOEICから逃れることは難しいとし、時間のある内定期間のうちに取り組んでおくことを勧める。点数の目安については700点、800点、900点のいずれが正解というわけではなく、まずは着手すること自体に意味があるという立場を示している。

3つ目は「遊ぶ」ことである。Utsuさん自身、就職先が決まってからコンビニバイトの仲間とバンドを組んで夏フェスに出演したり、九州一周を下道だけで回ったりした経験を語る。社会人になるとこれほど自由な時間はもう訪れないと考えた方がよく、何かを詰め込むよりも経験に時間を使う方が価値があるという趣旨を述べている。

読書は「入社前」より「入社後」

真面目な内定者ほど気になるのが読書だが、Utsuさんはこの点に一石を投じる。入社先から明確に求められる資格の勉強(ITパスポートなど)は取り組むべきとしつつ、仕事への目的意識や解像度がない段階で読む本は、アウトプットの機会がないまま忘れていくだけだと指摘する。本は仕事が始まり、自分の課題や役割が具体的になってから、アウトプットを前提に読む方がずっと身になるという考えを示し、解像度のない段階での読書は時間の無駄に近いと言い切っている。

心構え:「御社」から「弊社」の視点へ

最後にUtsuさんが強調するのが視点の切り替えである。面接で「御社」と呼んでいた会社は、入社日から「弊社」に変わる。入社後は会社の価値観にある程度染まっていくものだからこそ、その価値観が固まる前の今のうちに「弊社の社員」になったつもりで日常を見てみることを勧めている。たとえば冊子を扱う会社に入るなら、街で見かける冊子を「どのメーカーのものか」と意識してみる。Utsuさん自身も営業時代は看板一つを「この人にとって何を意味するか」という視点で見ており、現在も発信者として新聞を「若い人のキャリアへの影響」という視点で読んでいるという。視点と目的が変わるだけで、見えるものは大きく変わるとUtsuさんは語る。

要点

  • 卒業を最優先し、内定後も単位管理に油断しないこと
  • 時間のある今のうちにTOEICへ取り組み、思い切り遊んで経験を積むことに価値がある
  • 目的意識のない読書は身にならず、本は入社後に課題が明確になってから読む方が有効

内定から入社までの時間を「弊社の社員」になったつもりで過ごすことが、社会人になってからの引き出しとして生きてくるはずである。