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【就活】私が絶対行きたくない業界【転職】
数ある業界の中で「これはあまり勧められない」と感じる業界について、就活生に向けて率直に語られた内容がある。業界選びで迷っている学生や、内定先・エージェントの説明を鵜呑みにしそうになっている学生にとって、判断材料の一つになる内容だ。
客先常駐にまつわる仕事
客先常駐そのものがすべて悪いわけではないとしながらも、Utsuさんは注意すべき実態があると指摘する。ITの世界ではSES、生産現場ではアウトソーシングと呼ばれる形態の中には、未経験者歓迎という名目で意欲の低い文系学生を集め、スキルが身につかない現場に投入するケースがあるという。学生側にも見極めが甘いという問題はあるものの、甘い言葉で若者の将来を損なっているとしか思えない仕組みがあることを、Utsuさんは良くない点として挙げている。
中古マンションの不動産仲介業
中古マンションを高額所得者の節税対策として購入・賃貸させ、仲介手数料を得るビジネスについても触れられている。学歴を問われにくく稼げる仕事という側面はある一方、実際に物件を買い進めてビルまで所有し、多額の借金を抱えるに至った知人のケースが紹介される。その人物自身、大地震などの天災が起きれば資産を失う�coverageリスクを認識しており、また現在サラリーマンの節税を支えている制度的な仕組みも、将来的に見直される可能性が高いとUtsuさんは見ている。不動産は20〜30年という長い時間軸で成り立つ商売であり、その間に制度変更や天災が起きれば顧客に深刻な損害を与えかねない。そうなった時の責任に耐えられないという理由に加え、営業自体が非常に厳しい仕事であることも、この業界を勧めない理由として語られている。
人材紹介業(転職エージェント)
転職希望者と求人企業をマッチングする人材紹介業についても、理想と実態のギャップが指摘される。若者のキャリアのミスマッチを解消したいという理想を持って就職しても、上司からは「とにかく転職させろ、手数料を取れればいい」という方針を求められるのが実態に近いという。キャリアアップ目的の転職者は問題なく次に進めるが、何らかの問題を抱えて転職しようとする人が、離職率の高い企業にマッチングされてしまう構造があるとUtsuさんは懸念する。さらに、新卒でこの業界に入った20代の担当者自身に仕事の経験がないため、転職希望者の悩みを本当の意味で理解し支えることは難しいとも述べられている。紹介した相手の転職後の結果を保証できない以上、その人がつらい思いをしたときに耐えられない、という点は不動産仲介業と共通する理由として挙げられている。
要点
- 客先常駐(SES・アウトソーシング)には、意欲の低い学生をスキルの身につかない現場に投入する構造があり、注意が必要
- 中古不動産仲介業は稼げる側面がある一方、天災リスクや将来的な節税制度の見直しにより顧客に長期的な損害を与えうる点が懸念される
- 人材紹介業は理想と実態にギャップがあり、経験の浅い新卒担当者が転職希望者を十分に支えられない構造的な問題がある
業界の良し悪しは個人の価値観によって異なるとしつつも、甘い言葉や理想と実態のギャップに潜むリスクを知っておくことは、就活生にとって業界研究の重要な視点となるだろう。