Live Q&A
選考辞退・掛け持ちの影響
就活を進めるなかで避けて通れないのが、選考辞退や複数企業の掛け持ちにまつわる不安である。テストセンター受験後に音沙汰がない企業の実態や、面接での逆質問・履歴書の書き方、コンサルや役員面接の見られ方など、就活生から寄せられた具体的な悩みにUtsuさんが答えている。フィルタリング機能に過ぎない人事の役割や、企業側の都合による採用フローの実情にも切り込む内容となっている。
Q. テストセンターを受けさせた後にWeb面接をするという企業の対応が謎です
A. 「A評価で優秀だったと言われた」というコメントについて、Utsuさんはそれは嘘であり、企業はみんなに同じことを言っていると指摘する。テストセンターを受けさせておきながら、その後の採用フローは未定というのはおかしいと語る。契約でテストセンターの費用を払ってしまったから、それを消費するためだけにスケジュール通り学生を動かし、実際に採用するかどうかは分からないという企業が存在すると指摘する。さらに、そうした企業の対応を自粛させず、むしろ仲介している就活ビジネス業者もいると述べ、その状況に驚きを示している。
Q. 事務職志望なら業界を問わず数多くESを提出すべきと大学のキャリアセンターに言われたが、それは正しいのか。
A. Utsuさんは、質問者のエントリーシートの内容について、受験勉強のことを書くのはあまり良くないと指摘し、なぜ自分が今のような人間になったのかをもっと書いてほしいと述べる。また、キャリアセンターの担当者の助言が正しいかどうかをネット上の第三者と検証するのは、その担当者に対して失礼にあたるためやめた方がよいと語る。身近でお世話になっている人との人間関係は大切にすべきだとUtsuさんは答える。
Q. 面接を控えている企業のOB就活記録に、毎年必ず「親族に社員はいますか」と聞かれるとあります。この質問の意図は何だと思われますか。考えても分からなかったです。
A. Utsuさんは、親族に社員がいることを嫌う企業と嫌わない企業があると語る。その上で自身の経験として、新聞社の記者職を受けて内定した際には、就活時に祖父母まで住所・名前を書いて身辺を調べられたと明かす。ただし、今はそうした調査をやっていない可能性もあると付け加えている。
Q. 入社後の「Do(やりたいこと)」を明確にするため、人事に社員面談をお願いすることは、マイナス評価につながりますか?説明会や会社サイトだけでは分からない部分を確認したいのですが、「ちゃんと調べていない」と思われないか不安です。
A. Utsuさんは、社員面談を人事にお願いすること自体はマイナス評価にはならないと語る。人事担当が同期社員などに依頼して対応してくれる可能性は十分にあり、そうした形で社員の話を聞ける可能性があると指摘する。
Q. 人事の役員との1対1面接で、逆質問として「新人が活躍するために必要なこと」を聞こうと考えているが、質問として浅いか?
A. Utsuさんは、人事の役員は守備範囲が広いため、基本的にはどんな質問をしても構わないと語る。その上で、「新人が活躍するために必要なこと」という質問については、内容として非常に浅いと率直に指摘する。
Q. 通常の一次面接は通過するのですが、録画面接がうまくいきません。人事が見ているポイントは通常の一次面接と同じなのでしょうか。
A. 録画面接については正直なところ判断が難しいとUtsuさんは語る。「人事が見ている」という表現についても、人事はあくまでフィルタリング役に過ぎず、採用の決定権を持っているわけではないと指摘する。録画面接であれば、実際にチェックしているのは中堅社員や若手のリクルーター的な立場の人であることが多いだろうと述べる。そのため「人事」という言葉を使うのは適切ではなく、採用決定権を持たない存在として捉えるべきだとUtsuさんは答える。一方で、Web面接が主流となった現在は、採用プロセス自体が人事任せになっているケースが増えている実感もあると付け加える。
Q. コンサルの一次面接で全落ちしています。ケース・フェルミ以外に見られているポイントは他業界と同じでしょうか?
A. Utsuさんは、まず「どこのコンサルなのか」が分からないと一概には言えないと前置きした上で、コンサルの採用はだいたい人事が担当していると指摘する。そのうえで、今のコンサル業界は「誰でもいいか」というくらいの温度感で採用しているところが多く、応募者を「こいつがエースだ」と特別視しているわけではなく、「とりあえずいいか」程度の判断で進められているケースが多いと語る。
Q. 目的に向かって5月から就活をしていますが、行きたい企業のインターン選考の段階で落ちています。インターン経由の早期選考の方が内定が出やすいと思うので不利な状況だと感じています。目的勢として今すべきことは目的の深掘りでしょうか、それとも面接の受け答えの力が足りていないのでしょうか?
A. インターン経由の早期選考の方が内定が出やすいという点について、Utsuさんはその通りだと認めた上で、目的勢として今すべきことは、就職活動とは関係なく、その目的に向かう行動ができているかどうかだと指摘する。面接の受け答えが上手いかどうかは重視されておらず、上手いことを言おうとする人を評価する採用側の人間はいないとUtsuさんは断言する。受け答えがたどたどしくてもよく、そこに芯があるかどうかを感じ取られるゲームになっているとUtsuさんは語る。
Q. 役員面接で緊張しないようにしたいのですが、どう臨めばいいですか?
A. Utsuさんは、そのようなケースは「どう考えても受かっている」ことが多く、役員面接は単に辞退しないかどうかの最終チェックである場合が多いと指摘する。若手社員には合否を決める権限がないことも多いためだと語る。ただし、油断は禁物とも述べ、事前に何も知らされないまま学生を呼んで実は社長が待っていた、というケースもあると指摘する。そのため、最後まで気を抜かずに臨むよう勧めている。
Q. 専門商社が第一志望。中学時代に少年院に入った経験があり、そこから今の性格に至った。マーチに通えるまで逆転したが、この経緯を履歴書に書いても問題ないか。
A. Utsuさんは、少年院の経歴を履歴書に記載する義務があるかどうかは自分で調べてほしいと前置きした上で、基本的には良い顔をされるものではないと指摘する。ただし、隠して生きていくくらいなら、言って堂々と生きていった方がいいとUtsuさんは語る。一方で、精神的な病については隠すか、先に治してからにした方がいいとUtsuさんは述べる。
Q. 裁量労働制の会社の面接で、逆質問として残業時間を聞くのは良くないですか?
A. Utsuさんは、逆質問で残業時間を聞くことについて否定的な見解を示す。聞いたとしても適切な回答が返ってこない可能性が高く、はぐらかされることも多いと指摘する。また職種によって残業時間は大きく異なるうえ、残業時間を聞いてくること自体をマイナス評価する面接官も少なからずいると語る。結論として、逆質問では聞かない方がよく、労働条件については面接の場ではなく人事に別途確認する方がよいと答える。わざわざマイナス評価を招くリスクを踏みに行く必要はない、とUtsuさんは締めくくる。
小手先のテクニックより、自分の芯や目的に向かう姿勢を持ち続けることが結局は評価につながると、Utsuさんは繰り返し語っている。