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他人の幸せと自分の目的をどうつなぐか

「他人のために頑張りたいのに、その気持ちと自分の目的がどうつながるのか分からない」——就活生からはそんな悩みがたびたび寄せられる。冤罪や不当な評価への怒りを原動力にしたい人、自己肯定感の波に振り回されて成功体験を積めない人、家庭環境のつらさから前向きになれない友人を心配する人など、背景はさまざまだ。Utsuさんはそれぞれの事情に丁寧に向き合いながらも、「絶対に達成できない大きな目的に近づいていく自分が楽しいかどうか」という目的論の軸をぶらさずに答えていく。

Q. 「〜を通じて、物事が正しく評価されることをもたらす」という表現は伝わりますか?

A. Utsuさんは、「何々を通じて物事が正しく評価されることをもたらす」という言葉は少し硬い表現ではあるものの、意味は通じると答える。ただし同時に伝えておくべきこととして、世の中にはさまざまな意図で物事を操作する人たちがいる点を指摘する。政治の世界やマスコミなどはその典型であり、金銭やインプレッション稼ぎのために発信を行っている人たちが非常に多い現実があると語る。そうした背景も踏まえて意識しておく必要があると述べる。

Q. 自己肯定感を上げるには成功体験が一番だと思いますが、自己肯定感が下がると思考がマイナスになり失敗が続き、さらに自己肯定感が下がるという負のスパイラルに陥ります。そうなった時どうすればよいでしょうか。

A. Utsuさんは、成功体験といっても大きな成功体験である必要はないと語る。大きな目的というものは絶対に達成されることはないものであり、そうではなく小さな目標を達成していくことが大事だと指摘する。人生の目的論という考え方自体が、結構人を救っていると思うと語り、思い詰めてうまくいかなくなることがないように、がっつり頑張るタイプの大学生などには道を開いてきたと答える。

Q. 自己肯定感が上がる・下がるということをあまり考えたことがありません。

A. Utsuさんは、自己肯定感の上下をあまり考えたことがない人はそれでいいと語る。一方で、大学生はこの言葉をよく使う傾向があり、NHKスペシャルなどでも取り上げられていることから、大学生時代から社会人になってUtsuさんに触れてきた人であれば、みなこの言葉を知っているはずだと指摘する。

Q. 父の病気による死をきっかけに健康・食品・医療系メーカーを志望するようになったが、志望動機で「死」に関連する話をするのはネガティブに思われないか不安。

A. Utsuさんは、父の死がきっかけで志望業界を決めたという内容をそのまま志望動機で語って問題ないと答える。「父の死が大きかった」と率直に伝えればよく、ネガティブに捉えられることを心配する必要はないと語る。

Q. 「なんで俺がお前のために」と言うことが多いように感じます。この放送は何のためにやっているのですか?個人的な質問ばかりに見えますが、答える気が失せる基準はありますか?

A. Utsuさんは、終わったことを変えられないのに聞いてどうするのか、しかもそれは質問者本人の利益のためだけの話ではないかと指摘する。その上で、配信を続ける理由について、一つ一つの質問に答えることで、その時見ている視聴者全員が「自分にも当てはまる」と感じ、学びを最大化できるからだと語る。そして、気に入らなければ見なくていいと答える。

Q. 「他人の人生が自分の幸せ」という考え方だと、『嫌われる勇気』にあるように他人の人生と自分の人生が同一化してしまう気がします。目的論としてのバランス感が難しいので、アドバイスをいただきたいです。

A. Utsuさんは『嫌われる勇気』は読んだことがないと前置きしつつ、目的論的な考え方において重要なのは、自分自身がすべてを成し遂げられなくてもいいという点だと語る。例えば非効率な企業を正したいと思っても、自分一人だけではできない。それでも、絶対に達成しきれないことに近づいていく過程そのものが自分にとって楽しく、自分の存在を確認できるものになると指摘する。だからこそ人よりもはるかに多くの時間を投入できるし、真剣度も違ってくるのだと説明する。

また、幸せを感じる要素としてお金・仲間・賞賛のようなものが挙げられるが、それらは自分が追い求めるものではなく、他人や社会に対して行動した結果として受け取れるものだとUtsuさんは述べる。社会の中で生きるという前提に立てば、社会にどれだけインパクトを与えたかによって地位やお金は結果的に返ってくるものであり、大切なのは社会にインパクトを与え続けることだと語る。

そう考えると、個人対個人という枠組みではなく、社会の中で働くことを前提とした人生のレベルにおいては、『嫌われる勇気』的な考え方はそのままでは適合しないのではないかとUtsuさんは答える。</answer>

Q. 目標に向かってちゃんとやれる人と、そうでない人の違いは何ですか。

A. Utsuさんは、自分が向かっていきたい方向感がない人生は怖いものだと語る。方向感がなければ、自分がやっていることが無駄になってしまうかもしれない。それなのになぜ狙い撃ちして進まないのか、方向感なしで生きていくことの方がよほど怖いはずだとUtsuさんは指摘する。

その上で、ちゃんとやれる人がなぜちゃんとやれているのかについて、そこには明確な目的論があるからだと答える。いわゆるいい大学の人は、物事を論理的に腹落ちさせた上で取り組んでおり、さらにサークル単位で先輩たちも同じようにちゃんとやっているため、それが「普通のこと」として自然に定着している、とUtsuさんは説明する。

Q. 原因不明の難病を抱え体が弱いことが課題です。病や障害と付き合いながら仕事で活躍している人はどんな工夫をしているのでしょうか。同じ病気の患者が少なく、参考になる事例が見つからず困っています。

A. Utsuさんは、自身も左耳があまり聞こえず、数字がうまく読めないことがあると明かす。それでも努力次第で克服できると考えており、実際に24歳から27歳まで大きく稼いだ資金でパソコンを寄付し続けてきたと語る。ハンデがあっても、努力次第で何にでもなれるとUtsuさんは断言する。

Q. 大学3年生で就活中です。友人が家庭環境の問題で辛く、未来への活力がないと言っています。職選びの話や目的論の話もしましたが、前向きな気持ちが湧かないようです。目的もなくがむしゃらに就活する友人を見ていると辛く、目的論は活力のない人には助けにならないのではと感じています。

A. Utsuさんは、コーチングの世界でも本人が成功に向かっていない場合は付き合うのをやめてよいというのがある程度常識だと語る。自分でそう思っていない相手に付き合えるほどのものではなく、「家庭環境が悪いから」「彼氏に振られたから自分がダメ」といった発想は完全に原因論に染まっているだけだと指摘する。

Utsuさんは目的論も含めて常々、「自分がまずダメだと思え」と言っていると述べる。物事がうまくいかないのは大体自分に原因があるものであり、アンラッキーな要素もあるかもしれないが、それは言い訳にはならないとする。Utsuさん自身も片耳が聞こえないというアンラッキーを抱えているが、それでも「別のせいにする」という発想にはならないと語る。

Utsuさんは、日本の教育を受ける中で、自分がダメなのを何か別のもののせいにしてしまう人が多いと指摘し、そうした人を無理やり引き込もうと労力をかける必要はなく、ほっといてよいと答える。

Q. 仕事へのモチベーションややる気が続かず、途中で心が折れてしまいそうになることはありますか?

A. Utsuさんは、自分は全く折れないと答える。なぜ折れるのか分からないとも語る。結果に繋がらないときに不安が襲ってこないかと問われても、全く感じないと断言する。結果が出るまで何時間かかっても、徹夜になっても構わないという姿勢だという。

その上でUtsuさんは、この質問については相談相手を間違えているのではないかと指摘する。自分はモチベーションの源泉さえあればどんどん夢中になり、収入や労働時間に関係なく突き進んでいけるタイプの人間だと語り、そうした自分に折れそうなときの対処法を聞いても参考にならないだろうから、別の人に相談した方がいいかもしれないと答える。

Q. 収入を上げたいけど労働時間は減らしたい。これは矛盾しているのでは?

A. Utsuさんは、この質問には自分は適した相談相手ではないと答える。まず「途中で折れたりしないのか」と問い返され、「全然しない」と即答する。結果に繋がらない時に不安に襲われないかという問いにも「全然」と答え、何時間かかっても徹夜してでも結果を絞り出すと語る。その上でUtsuさんは、自分はモチベーションの源泉さえあれば収入や労働時間に関係なくどんどん夢中になって階段を上がっていけるタイプの人間であり、収入と労働時間のバランスを取りたいというこの相談内容とは前提が噛み合っていないと指摘する。だからこの質問については相談者を間違えているのではないか、別の人に相談した方がいいのではないかと答える。

他人の幸せを願う気持ちも、自分の目的も、結局は社会にどれだけインパクトを与え続けられるかという一点に収斂していくのだと、Utsuさんは繰り返し語る。