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内定と目的のズレ・入社前の迷い

内定は出たものの、当初思い描いていたキャリアと現実の配属や仕事内容にズレを感じ、入社前に迷いを抱える就活生は少なくない。学歴や専門性へのコンプレックス、研究職と技術営業の板挟み、そして「転職しやすい時代だから」という周囲の声への戸惑いなど、悩みの形はさまざまだ。ここではUtsuさんが、そうした迷いに対してどう向き合うべきかを率直に語ったやり取りを紹介する。

Q. 学歴の差を痛感したとき、どんなマインドを持てば良いですか?

A. Utsuさんは、学歴の差は勉強すれば埋まるという単純なものではないと語る。自身の経験を振り返っても、自分より賢い人間に10人も会っていないと感じるほどだという。だからこそ、自分の世界を得意領域に絞り込み、そこでどんどん範囲を狭めていけばいいとUtsuさんは指摘する。例としてIT業界を挙げ、自身はサプライチェーンマネジメントという従事者が1000人もいないような領域に飛び込んだことで、その中だけで勝負できるようになったと説明する。

学歴の差を痛感するというのは、他人の物差しの世界に自分から飛び込んでいって、その中で自分がダメになっているだけだとUtsuさんは断言する。自分の得意な領域に領域を絞り込んでそこで勝負していれば、自分より上の人間はなかなか現れないとUtsuさんは答える。</answer>

Q. リテール職はやりたいことではないので、専門職としてキャリアアップしていきたいと考えています。

A. Utsuさんは、リテールがやりたいことでないなら専門職として自分の強みを活かせる領域でキャリアを積めばよいと語る。本当に強い分野で「これなら負けない」と言えるところを磨いていく世界であり、ベインのような総合力が求められる領域とは異なると指摘する。その上で、トータル力にこだわる必要はなく、専門性をどんどん伸ばしていくのが良いのではないかと答える。

Q. 22卒理系院生です。プラントエンジニアリング業界を志望し夏頃からインターンなどに参加、専業エンジニアリング会社の早期選考に応募しましたが全て落ちてしまいました。子会社を受けるという選択肢はありでしょうか。

A. Utsuさんは、子会社を受けること自体は選択肢としてありだと語る。それで納得できるならいいのではないかと答える一方で、自分自身であればそれは選ばないと率直に述べる。

Q. 技術系総合職志望です。二次面接で技術営業も向いていると言われましたが、研究職への強いこだわりがあります。「どんな仕事でもやる」と伝えた上で、研究がやりたいとはっきり伝えてよいでしょうか。最終面接には営業部長と研究所長が同席するそうです。

A. Utsuさんは、研究をやりたいという気持ちははっきり言った方がよいと答える。二次面接で「向いている」と言われても、最終的に配属を決めるのは営業側と研究側の両方であり、そこで自分の意向を示しておく意味は大きいと語る。研究職を強く志望する人であれば、「技術営業なら行きたくない」とはっきり言うのも一つの選択だと指摘する。一方で、入社すること自体が目的なのであれば、「どちらでもよい」というスタンスで臨むのもありだとも述べる。

Q. 理系大学2年生です。エンジニアとして就職したいですが、ビジネス側のスキルがないエンジニアは生き残れないのではと考えています。最初にエンジニアとして経験を積んだ後、営業など売上に直結する仕事に移ることは可能でしょうか。おすすめの企業があれば教えてください。

A. Utsuさんは、エンジニアという仕事自体が伸びしろの限られた仕事だと指摘する。ビジネススキルがないエンジニアが生き残れるかという問いについては、営業ができれば売上に直結する仕事に移ることは可能だが、営業で花開けるかどうかは若いうちにどれだけ経験を積めるかにかかっていると語る。

最終的に営業をやりたいのであれば、先に営業を経験すべきだとUtsuさんは述べる。営業からエンジニアに転じることはいくらでも可能だが、逆の順番、つまり後から営業に挑戦しようとすると、自分にできるかどうかが分からないままになってしまう。だからこそ、営業だけはとにかく早い段階でやっておくべきだとUtsuさんは強調する。

迷いの正体を見極め、まずは目の前の一社で「自分の強み」を磨き切ることの重要性を、Utsuさんは繰り返し説いている。